その1の続き。
うちに連れ帰ったセスジスズメの若齢幼虫(クロちゃんと命名)は、その後
すぐに脱皮し(脱皮の時にもかるく糸を吐いていました)、ヤブガラシをたくさん食べて
すぐにどど~んと大きな終齢幼虫→蛹に。そして無事に羽化しました!
ケース越しだと上手く写真が撮れずに途中の写真を撮っていませんでしたが、もっと撮っておけば良かったです。
羽化したてのクロちゃん。キレイに羽化できたことが本当に嬉しい!!
まだ羽を乾かし中みたいで、おとなしくとまっていました。
クロちゃんを放すのに、息子と一緒にクロちゃんを見つけた場所へ移動。
息子が手に乗せて放したいと言うので、手に乗せたらお顔の写真を撮ろう~と思ってケースの蓋を開けましたが、
ずっとおとなしかったクロちゃんは、羽が乾いたのか急に羽をものすごい高速で動かし、あっという間に飛び立って
しまいました~。
息子は触りたかったと泣き、私は写真が撮りたかった…と呟きながらの、寂しいお別れになってしまいましたが、
キレイに羽化できて、元気に飛び立っていけたのでよしとします!
クロちゃんの終齢から蛹になる時の感じは蚕と同じで、葉っぱを食べなくなり、動き回り、糸を吐きはじめました。
調べてみると、蛹になるときに土に潜るとあったのでケースの下に土を敷いて葉っぱをおいておきました。
そして小さな土の塊をおいしょおいしょっと胸脚でがんばって持ち上げて、それに糸を吐いて自分の上に覆いかぶさる様に
絡ませながら繭を作っていました。とっても大変そうで、がんばって~と応援しながら見てしまいました。
最終的に葉っぱと土の粒とが自分の上に覆いかぶさったドーム状の繭が完成!上から見ると、中に蛹があることは
全く分からない仕上がりです。すごい~!
蛹の期間は2週間位だったクロちゃん、前蛹の時には縮みましたが、終齢幼虫で一番よく食べている時には
でっぷりどど~んと大きかったです。
これは歩いているところを見かけた別の終齢幼虫。
たぶん蛹になるために移動中のところ、ここ数日で2匹の終齢幼虫を見かけました。
このクロちゃんも息子が連れて帰りたがりましたが、なんとか宥めて連れ帰るのを諦めてもらえました。
無事にいい場所を見つけて成虫になりますように。